宇山 浩 先生 メッセージ
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ネイチャーポジティブ・カーボンニュートラルな社会を皆さんで⼀緒につくりましょう︕
バイオプラ研究歴30年、一向に普及しないバイオプラの課題を身近で見続けてきました。しかし、昨今、社会の責務を果たすべき環境問題に積極的に取組む行政・企業のアクションが浸透しつつあります。資源循環はエネルギー問題とともに実行すべき重要な課題であり、身近なプラごみ・紙ごみを資源として利用する技術の開発・社会実装は喫緊です。今回、プラごみ・紙ごみをバイオメタンに変換できる乾式コンポスト設備の普及を重要な切り口とするコンソーシアムに主体的に関われることを大変光栄に思っております。個人・企業の枠を超え、未来ある地球を次世代につなぐべく一緒に取組みましょう。
略歴
〜兵庫県出⾝〜
1985年 京都⼤学⼯学部 卒業
1987年 京都⼤学⼤学院⼯学研究科 博士前期課程修了、花王株式会社 研究員
2000年 京都⼤学⼤学院⼯学研究科 助教授
2004年 ⼤阪⼤学⼤学院⼯学研究科 教授
〜専⾨分野〜
バイオプラスチック・バイオベースポリマー、多孔質材料、ゲル
浅利 美鈴 先生 メッセージ
プレイヤーとしての立場からも、後押しだけでなく、牽引役にも回りたい。

ごみの研究を続ける中で、ずっと課題に感じてきた焼却一辺倒の日本のごみ処理。そのあり方を、根本的に問い直す重要なプロジェクト誕生の場面に立ち会えることを、大変うれしく思います。埼玉県のオリックス資源循環寄居工場乾式メタン発酵設備を拝見し、会では、富士クリーンの金城部長からもプレゼンテーション頂きました。いよいよ、国内の乾式バイオガス化施設も、本格運用に複数事例ができることになります。多様なバイオガス化/堆肥化施設と共に、得失の分析が進み、今後のごみ処理の選択肢に食い込んでいくことを期待します。
私自身、京都でバイオガス化施設の運用にかかわっていますので、プレイヤーとしての立場からも、後押しだけでなく、牽引役にも回りたいと思っています。 今後も、現場の様々な本音とともに、夢や妄想もお聞かせ頂けますと幸いです。
略歴
~京都府出身~
2000年 京都⼤学⼯学部 卒業
2004年 京都⼤学⼤学院⼯学研究科 博⼠課程修了
2006年 京都⼤学⼤学院⼯学研究科 助教、その後、京都⼤学⼤学院地球環境学堂 准教授
2023年 総合地球環境学研究所 基盤研究部 教授
学⽣時代からごみ問題に関⼼を持ち、「京⼤ゴミ部」や「京都ごみ祭」を企画。サステナビリティの啓蒙活動に⼒を
⼊れ、「びっくり︕エコ100選」や「3R・気候変動社会検定」などを通じて⼀般向けに発信。
関根 久仁子 氏 メッセージ
世界と日本の取り組みをヒントに、私たちができることを、一緒に考えましょう。

プラスチック資源循環促進法が施行されてから2年半が経ちました。その間にも、気候変動や資源・エネルギー問題・生物多様性の損失など地球環境が直面する危機的な状況が進行し、”プラネタリーバウンダリー”(地球の限界)を迎えているともいわれています。
今こそ、焼却からの脱却を目指し、様々な資源をより効率的、効果的に利活用することが急務で、再生可能エネルギーとして利用できる道を拓きたい!そんな使命感に共感し、微力ながら自分自身も共に一歩を踏み出し、仲間を増やしていければと楽しみにしております。
略歴
~兵庫県出身~
環境カウンセラー/環境経営士/森林インストラクター
株式会社これやこの・カムフル株式会社 代表取締役/東京サーキュラーエコノミー推進センター・埼玉県サーキュラーエコノミー推進分科会 アドバイザー2014年 環境カウンセラー(事業者部⾨)
2015年 森林インストラクター
2020年 環境経営⼠
2023年 カムフル株式会社 創業
2024年 株式会社これやこの 創業
運営委員からのメッセージ
王子ホールディングス株式会社 イノベーション推進本部 戦略企画部 担当部長 寺尾 知之 氏

王子のスローガンである「領域をこえ 未来へ」は、従来の枠を積極的に取り外し、未来・社会・世界に貢献したい思いを表現しています。個社で出来ることは限られますが、皆様と協力し、カーボンニュートラルな社会の実現に少しでも力になれたらと思っております。
豊通マテックス株式会社 取締役 高橋 成彰 氏

当社はすべてのビジネスのベースにカーボンニュートラルを掲げています。環境負荷の少ない原料の選択・廃棄していた素材の有効活用・新規技術の取り入れなどを積極的に行うことによりバリューチェーン全体を通じて環境に配慮した取り組みを推進して参ります。当社の強みである繊維や紙や燃料電池の繋がりを活かすことで皆さんとサステナブルな社会の実現に貢献していきたいと思います。
サステナブル・ジャパン株式会社 代表取締役 釜平 雅史 氏

「資源循環社会があたりまえの世界」の実現には、多くの困難が伴います。
一企業や一団体だけの力では到底成し遂げられない、大きな挑戦だと感じています。だからこそ、本コンソーシアムのような枠組みの存在が非常に意義深いと考ます。会員の皆さまがそれぞれの知見や技術を持ち寄り、一つのチームとして取り組むことができれば、資源循環社会の実現に向けた動きは、より一層加速するはずです。このような貴重な取り組みに皆さまと共に参加できることを、大変誇りに思います。今後も力を合わせ、循環型社会の実現に向けて、一歩ずつ着実に前進していきましょう。
一般社団法人日本有機資源協会(JORA) 事務局長 嶋本 浩治 氏

2回の会議への参加、オリックス様の乾式メタン発酵設備の視察、参集された多様な分野の皆様の積極的な姿勢を通じて、①自治体での焼却以外の取組展開、②生分解性プラスチックの活用拡大、③メタン発酵設備の新たな活用展開、という今後への期待が大きく膨らんでいて、今まさに関係者が一丸となって取り組んでいく時だと強く感じました。
私自身も微力ながらお役に立てればと思いますし、新たに設立されるコンソーシアムで皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
サステナブル・ジャパン コンソーシアム 事務局長 上杉 徹 氏

皆様のご協力により、「サステナブル・ジャパン コンソーシアム」(略称:SJC)を
無事立ち上げることができました。この立ち上げに際し、多大なご支援を賜りました
宇山先生、浅利先生、関根様、嶋本様、そして多くの企業の皆さまに、心より感謝申し上げます。
SJCのモットーは、「異業種連携」「産官学共創」「地域モデルの構築」「個人の夢を重ね合わせる」の4つです。このモットーを基に、環境分野、特に循環型社会の実現に向けて具体的な行動を進めてまいります。
資源循環に取り組む際、「入口と出口のアンバランス」という課題がしばしば指摘されます。「鶏が先か卵が先か」といった状況に陥り、実現が難しいとの声もあります。SJCでは、入口(資源の供給側)と出口(資源の活用側)の企業が協働体制を築き、成長を促進。これにより、資源循環の実現と市場拡大を目指します。
我々の取り組みにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひSJCの活動にご参加ください。皆さまとともに目標を共有し、持続可能な社会の実現を目指していける日を心待ちにしております。